健康寿命を延ばすには日ごろの心がけが大切

健康寿命は、多くの中高年者にとって生涯にわたり仕事や趣味、家事などをこなすうえで欠かせない事柄の一つとなっています。特に、障害や病気のために介護が必要になると、生活の質が下がったり、精神的にストレスが大きくなったりすることもあるため、日ごろから健康的な生活を送れるように心がけることが重要です。たとえば、栄養バランスの乱れた日々を送っていたり、睡眠や運動が不足している状態が長く続いている人は、健康寿命が短くなってしまうこともあるため注意が必要です。

もし健康寿命を延ばしたい場合には、食事や睡眠、運動など規則正しい生活習慣を取り戻し、さらに糖尿病や高血圧症といった重大な病気を引き起こすリスクとなる生活習慣病の予防に努めることが大切です。

そこで、定期的に職場や自治体などで行われる健康診断を受けて自分の健康状態をきちんと認識しておくこと、また持病がある人は病状をコントロールできるように医師や薬剤師にサポートを受けることが肝心です。なお、健康寿命を意識しながら不自由のない生活を送るには、自分で健康な状態をキープするだけでなく、各地の病院やクリニック、老人ホームなどの社会資源を上手く利用するのも有効でしょう。その他、年齢や性別、ライフスタイルなどに応じて、健康的な生活習慣を実践するために、趣味のグループやコミュニティセンターなどを訪れて、同年代の人とコミュニケーションを取るという方法もあります。